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私はヘボ作家です。
小説を新人賞に応募し続けて、
6年。
60回以上落ちました。
私は編集者の方に認められるような小説を書くことができません。
私はこころは女性ですが、
からだは男性に生まれました。
私って不健全ですよね。
今の私は、新潟という田舎で、
底辺の暮らしを送っています。
親の管理下に置かれていて、
自由に外出することができないのです。
父は、ニュースの家族間の殺人事件を例にあげ、命令をきかないと殺すと言うのです。
私の部屋の間取りまで管理され、机の位置が少しでも父の気に食わなければ、私を無理やり車に乗せ、急発進と急ブレーキを繰り返すのです。
当然、仕事が自由に選べるはずもなく…。困ったことに、私が選んだ仕事を全部否定するんです。
こういう状況で皆さんならどうしますか?
いろいろな選択があると思います。
私は働くのを一時的にストライキして、小説を書いて徹底的に反抗することを選択しました。
まともに職業に就くこともできない。
私って最低な人間でしょ!
親は来年で退職するそうです。そうしたら、私は殺されるかもしれない。
そもそも明日殺されるかもしれない。
私に残された刹那の時間を使って小説を書くのです。
こういう状況だから何か見つけられるものがあるはず!
私という作家のコンセプトは、かわいいものが好き。
厳しい父のもとで、かわいいものが私のアイデンティティとなっています。
こういうのを愛しています。
それでいて、悪役です。
こういうイメージです。親や世間に反抗するのですから、謀らずして悪役になってしまいました。
キャッチコピー
『キュートな悪役作家』


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